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原作者：高橋敏治

翻訳者: ベイダー

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ログインがキャンセルされました

敵の船は上陸しませんでした。今、私たちはただ心配して待っているだけです。敵船は向きを変えて戻っていきました。なぜこのようになるのか少し混乱しています。ログインしようとしているように見えますが、結果は再び戻ってきます。

敵艦は見れば見るほど遠ざかり、ついには海の向こうに消えていった。敵は上陸しませんでした。案の定、神は私を祝福してくださいました。

誰もが安堵のため息をつきました。分隊長に与えられた命が再び取り戻された。とにかく安心できます。次回いつ来るか分かりませんが。中国の戦場とは違い、今回は艦砲射撃がとても怖くて死ぬのではないかと本当に怖かったです。

移行

私たちの工兵部隊はこれまで他の部隊から陣地を借りていたため、独自の陣地を構築する必要があり、北部の部族に移動しました。 （訳者注：2007年時点では情報が限られていたため、暫定的に「北方位置」と訳しました。現在は北方部族の名称を既存の固定地名に準じて保持しています）

この島はとても小さく、南海岸から北の部族までは歩いて行ける距離にあります。空襲が来たら命が危ないと思ったのですが、幸いにも空襲はありませんでした。

地位を築く

私たちが北に到着したとき、私たちは遅れをとり、既成の陣地を構築するまでは無造作に対処することしかできませんでした。私たちはヤシの木、アダンの木、バナナの木の下で夜露を滴らせながら床で寝ました。

全然寒くないからどこでも寝れる。私はパンダナスの木の下で寝ました。彼の部隊の指揮官は小池軍曹である。

私たちは毎日、エンジニア専用の横方向のトンネルを掘っています。クワを振り、スコップを使ってちりと​​りに土を入れ、取り出して捨てました。

私たちは股布だけを着て、雨のような汗をかき、飛び散る土埃を体に叩きつけながら土工事をしました。ここは火山島で土がとても熱いので痛いです。

無料の食べ物や飲み物はなく、着替えもできず、入浴することもできず、私たちが飲んだ水はカーテンを通して集められた雨水でした。早くトンネルを掘らないと空襲が来るだろう、それが来たときには終わっていた。

地下30メートルまで掘らないと空襲から身を守ることはできません。ここには崖がたくさんあるので、この崖を利用して水平の穴を掘ってください。地面が平らであれば、ポジションは必要ありません。

私は最近到着した歩兵にトンネルの掘り方を指導するために西海岸に行きました。空襲は毎日起こります。歩兵はまず穴を掘り、爆発物で爆破し、次に地下で別の方向から掘られたトンネルを接続する必要があります。これらの操作を行う方法を知っているのは技術者だけです。

私たちは歩兵に右に掘る、左に掘る、上に掘るなどの方法を教えました。歩兵は注意深く聞いていました。詳しくは分かりませんでしたが、頑張って歩兵を誘導してトンネルを掘り、毎日ここに来ました。

頭が飛んでいる

ある日、いつものように西海岸に歩兵部隊の指示に行き、約40メートルの崖地形の水平掘削を行いました。昼食後は休憩時間となり、全員がトンネルを出て岩壁の横で休憩し、おしゃべりをしました。このとき空襲警報が鳴り響いた。

私はすぐに掘ったばかりのトンネルに逃げ込むように言いましたが、彼らは逃げる必要はないと言いました。誰も動かなかった。彼らはまた、ここには爆弾は落とされないから心配しないとも言った。

危険な予感がしたので、私は歩兵隊を離れて、先ほど水平トンネルに逃げ込みました。その結果、間もなく飛行機が到着して爆弾を投下し、山は揺れ、巨大な黒煙と火柱が上がり、砂や岩が飛び交い、何も見えなくなりました。

飛行機は海に向かって出発しました。別れたばかりの歩兵が駆け寄って見てくるのではないかと心配したが、地面全体の形が変わり、土埃だけが残った。 「おい、おい」と叫んだが反応はなかった。

予想通り、全員が死亡しました。 （遺体を）探そうとしましたが、あちこちに土の中に埋もれた人が散乱しており、手足が吹き飛ばされた人も多く、土の中に埋もれているのは半分だけでした。たくさんの歩兵が来たのを覚えていますが、死体を数えてみると、完全なものは一つもありませんでした。

捜索が続くと、多くの人が遠くに飛ばされ、下半身が土の中に埋まり、よく見ると頭部がなくなっていた。頭頂部の皮膚には大きな穴があり、頭は残っていますが、内側の頭蓋骨は消えていますが、目、鼻、耳はまだ残っています。

中国の戦場以来、このような死に方は見たことがありませんが、本当に奇妙な死に方です。

また、この人たちには、私の言葉を聞いたらすぐに逃げて、あんなひどい死に方をしないでほしいとも思いました。

どんなに力があっても、時には他人の言うことを聞かなければ、大きな損失を被ることになります。

歩兵衛生兵は死体の頭の空の皮袋に脱脂綿を頭の形にかろうじて詰め、包帯を巻いた。頭は以前と同じですが、真ん中には脱脂綿が詰められていました。人間の頭の中には骨がなく、皮膚だけがあるというのは前例のないことでした。

人の死に方は実に様々です。医療兵士たちがしたのは、仲間への最後のケアを維持することであったと思います。

（訳者注：実際、日記の筆者が生き残れたのは、単なる運だけではなく、経験もあった。戦場では、退役軍人の言うことをもっと聞くべきだ。新兵たちに後悔の余地はない。）

予感

予感があります。暑い夏の夜、疲れた体でアダンの木の下に横になって眠りにつく。赤癬に感染して倒れ、お腹が痛くて何度もトイレに行きました。

その夜、私は空襲が起こるかもしれないと予感した。隣で寝ていたのが仲の良かった藤村上等兵だったので、起こして穴を掘って入るか聞いてみた。違和感を感じたが、藤村上等兵彼はすぐに行くと言った、しかし何も起こりませんでした。

仕方なく一人で10メートルほど離れたところまで走り、横にトンネルを掘って横になりました。そのときです。

（訳者注：硫黄島の他の生存者の回想録には、島の淡水の多くが汚染され、多くの人が赤癬に苦しんでいたことが記載されている。赤色赤ん坊は血便を引き起こすことさえある。このことは『硫黄島からの手紙』にも示されている）。日本軍も悲惨だった）

爆弾

一機だけが日本の方角から飛んできて、ドーンと音を立てて小型爆弾を大量に落として南へ飛んでいった。私はショックを受けました。すぐに起きて、チームが大丈夫かどうか確認してください。

そのとき、兵士の叫び声が聞こえました。「兵士長室！」司令官の館！チーム全員が完成しました！頭から血が噴き出し、重傷を負っていたので、急いで傷の手当てをしました。

駆け付けて分隊長の宮崎少尉に報告したが、分隊長以下分隊員は全員死亡した様子だった。

夜は暗くてよく見えなかったが、第一分遣隊、第三分遣隊、第四分遣隊、衛生分遣隊の四分隊があった場所は全て吹き飛ばされた。無事だったのは2個分遣隊だけだった。 ２人は岩壁に隠れて生き残り、３０人全員が死亡した。

宮崎まどか少尉はまだそこにいて、もう暗くて何もできない、夜明けまで待って再度捜索するようにと告げた。

さあ、生き残った兵士たちの負傷を治療し、回復させましょう。今できることは何もありません。敵は夜の照明を見て自分の位置を知ることになるため、照明しても機能しません。戦争はとても恐ろしいものです。

（訳者注：サイパンとテニアン島を失った後、日本軍はしばしば小型編隊や単発爆撃機を使って夜間米軍空港のb29に長距離奇襲攻撃を行った。ここの爆撃機の1機が通過中に誤って全ての爆弾を投下したようだ）もちろん、当時の米軍はそのような戦術を持っていなかったでしょう、そして彼はまさに硫黄島で生き残るために選ばれた人でした。）

葬儀

翌朝早く、宮崎中尉と生き残った兵士４名、第２戦隊隊員らは遺体を捜索し、粉砕された遺体の一部を集め、硫黄が噴出した場所にすべて埋めた。

藤村上等兵が行方不明となり、いくら探しても遺体が見つからない。私たちは一緒にあちこち探しましたが、誰かが「見つけた」と叫びました。約20メートル西のバナナの木の下の溝で、私たちは砂利と砂にぶつかり、下半身が埋まったように見えました。座っている。

穴を掘ってその場に埋めるしかなかった。チームリーダーの宮崎少尉は入隊前は地元の僧侶だったため、葬儀は高天原式で執り行われた。私たちもみんなで手を合わせました。

宮崎大尉は藤村と一緒にここに埋葬できたらいいのにと言い、話しながら涙を流した。

チームのほとんどが亡くなりましたが、私は何事もなくその日を生き延びました。その予感が私の命を救ったのです。この日、分隊長の小池巡査部長も死亡した。私の肩にかかる仕事はどんどん重くなっています。

（訳者注：高天原には高天原神社という大きな神社があり、その葬儀「神葬祭」が今も残っている）

ダメだ

別の日、私と矢野軍曹は敵の状況を偵察に行きました。そのとき、突然巨大な砲弾が目の前に落ちてきました。矢野軍曹と私はすぐに砂の中に身を埋め、耳で聞くことも見ることもできませんでした。私たちの目には、彼はまだ生きているようだったことがわかりました。

私たちは顔を見合わせて笑いました。砲弾は土の中に深く埋まっており、爆発したら私たち二人は吹き飛ばされて完全に死んでしまうでしょう。今回もまた救われました。

硫黄島の概要

硫黄島の北は北硫黄島、南は南硫黄島、そして真ん中が私たちのいる硫黄島です。北も南も無人島です。私たちがいる硫黄島は長さ約6キロ、幅約3キロで、陸海軍2万人以上が駐留している。

東京からは約１０５０キロ離れており、火山島のため中部では噴煙が年間約１０センチ上昇する。西側に標高150メートルほどの摺鉢山があり、真ん中に水道管のような火口があるので水尖山と呼んでいます。ただそう呼んでください。

ここには水も川も沼もありません。雨水は飲料水としてのみ利用できます。毎日非常に規則的に雨が降りますが、5分ほどで大雨に変わり、その後晴れます。

兵士たちは水を集めるためにカーテンを使用しました。島の地面や海からは蒸気が立ち上り、海水が熱水となります。ここには魚は近づきません。地面はどこに座ってもお尻が焼けるので、湯気が出ているところにお弁当箱を埋めてご飯を炊くことができます。

木々

ここにはパンダナスの木があり、一本の幹から何本もの枝が伸び、再生した根が数十本の幹となってタコの頭から伸びるような状態になります。 （翻訳者注：パンダナスとは日本語でタコの木を意味し、写真はgoogleより引用）。

幹を切って真ん中の白い部分を食べると美味しいです。他には、バナナ、パパイヤ、ココナッツ、ネムノキ、マホガニー（訳者注：原文：ラワン）などがあり、後者は軍の食糧として使用される。

お弁当に入れて作ってみましたが、カリカリすぎて食べられませんでした。兵士たちは島の草や木をすべて食べます。

作物

ここには野菜はありません。畑にはパイナップルや薬を作るために使われる毛むくじゃらの魚の蔓が栽培されています。これらは一年中夏であり、植物が生い茂っています。

（訳者注：ただし、そのほうがデリケートなのでここでは書きません。もゆふじの原文は「山菜のゲラン」です。調べてみるとこれかもしれません。これも小笠原諸島固有の植物で、最初のものはパイナップル、パイナップル、どうして食べられないのかわかりません）

生物学

ヘビ、トカゲ、ムカデはすべていなくなり、地面は変温動物が生きていくには暑すぎた。

鳥はメジロはたくさんいますが、カラスやスズメはいません。メジロは人を見ると逃げる方法を知りません。多くの兵士は簡単に捕まえて焼きます。

（訳者注：zosterops japonicus、学名：zosterops japonicusは、スズメ目スズメ科の小型の鳥です。こんなかわいい鳥が、2万人以上のお腹を空かせた日本人に遭遇するなんて、不運でしょう。写真はwikipediaより）

空襲

空襲は毎日起こっており、いつか必ず起こります。私たちはこれを定期便と名付けました。これはb24という大型の飛行機で、銀色に光り、轟音を立てて大編隊を組んで飛んでいます。

島上空に一斉に爆弾が投下され、地上の物資が吹き飛ばされ、兵士が死亡し、多大な損害が発生した。

日本の対空砲はこれらの航空機をまったく攻撃できず、下方で爆発することしかできませんでした。したがって、敵にとっては非常に爆撃されやすいと言えます。高度１万メートル以上で日本軍の高射砲は届かず、撃墜することは不可能だった。

1トンの爆弾が地上に落ちると、直径10メートルの大きなクレーターができ、土砂が吹き上げられ、大きな音を立てて上空から落下します。火災が発生し、資材が吹き飛ばされ、多大な損害が発生しました。

海軍砲

昭和19年秋になると、敵空母艦隊が頻繁にやってくるようになった。毎日ここに来て、島を粉々に吹き飛ばしてから帰ることもあります。

兵士は亡くなり、物は爆破され、空襲以上の被害が出ました。地下要塞に隠れても上下に揺れるし、兵力も減り、米も水も尽きていく。

兵士たちは腹を満たすために米を盗みましたが、彼らはますます熟練してきました。発見された場合、軍事法廷を経ることなく直ちに射殺される。お米を盗んだ人はその場でリンチを受けるのでとても怖いです。

明治祭

昭和19年11月3日は明治祭です、内地駐留部隊なら今日も出かけられます。軍隊の本分は戦争であり、戦時中の外出は絶対に許されない。

米軍も日本の祝日がいつなのか知っているので、祝日が来るたびにさらに爆弾を投下し、それに続いて艦砲射撃が行われ、地上に多大な被害を与えます。砲撃は空爆よりもはるかに大きな被害をもたらしました。兵士と物資に大きな損失が出た。

（訳者注：明治祭は、明治天皇の即位の日を記念して制定されました。第二次世界大戦後、1948年（昭和23年）に「自由と平和を愛し、文化事業の発展を図る」ことを目的として、この日と変更されました）今では日本では法的に祝日になっていますが、米軍は十分に苦しんだと言わざるを得ません（笑）。

クラスター爆弾

ある日、私は５人の兵士と一緒に北の部族を歩いていたのですが、突然飛行機が日本の方角から飛んできて、無意識のうちに敵だと思い、兵士たちと一緒に岩壁の中に隠れました。敵は目標に気付かず、クラスター爆弾を投下して逃走した。

この爆弾は非常に恐ろしいもので、1 個の爆弾が 10 個の爆弾に変化し、さらに 10 個の爆弾が飛び交う数千個の爆弾に変化し、100 メートル以内のすべての生き物を殺します。飛び散る破片は、シューという恐ろしい音を立てた。

この種の子弾に遭遇したのは初めてだ。発見が少し遅れたら、悲惨な結果になるだろう。幸いなことに私たちは岩の中に隠れて助かった。

日々の激務で私たちはどんどん痩せ細ってしまいましたが、私たちがどのようにして地位を築いたかについては誰も文句を言いませんでした。弱い者は死ぬが、強い者は生き残る。亡くなった人たちはその場に埋葬され、生き残った人たちは懸命に働き続けた。

工藤軍曹の死

工藤という軍曹がいました。彼は兵士たちに容赦をせず、上官の命令は皇帝の命令であり、兵士たちはたとえ意見が合わなくても従うしかないと叫んだ。

この男は病気になり、岩壁に横たわることしかできなくなりました。軍医のいない東南アジアのこの島で、彼は誰にも看取られず孤独に死ぬしかなく、その場で埋葬された。

私の意見では、本当に悪は罰されるのです。天皇の命令は役に立たない、まだ死んでいる、人の言葉は死に際でも良いと言われるが、死ぬ前に兵士たちを虐待したことを悔い改めるだろうか？なんとも情けない。

新年

昭和19年が終わり、硫黄島にも春がやって来ました。昭和20年の正月です。

日本本土から千キロも離れたこの地には、お菓子もお酒もお金もなく、物を買う店さえありません。敵機は毎日、そして夜にも来るようです。

それは私たちを覚醒させ続ける精神的な攻撃です。誰も明けましておめでとうとは言いませんでした。何も嬉しいことはありません。

敵がやってくる

昭和２０年２月１７日、私は約１０人に高射砲要塞の建設を指導していたところ、父島にいた時にお世話になった知人の同志に会った。

彼は私を昼食に招待し、楽しい会話をしていました。そのとき、部隊から電話があり、敵の空母編隊が約800隻で北上していることを知らせました。

これはダメです。来るはずだったものが来た。戦争が始まろうとしているが、敵は本土ではなく硫黄島に向かっている。兵士として、私たちは平凡な人生を送っている内なる思いを表現することはできません。私たちは笑顔で幸せなふりをすることしかできません。実際には、まったくそうではありません。

その後、また電話がかかってきて、敵が南硫黄島付近を北上しているとの知らせが入った。もうすぐ硫黄島に到着します。この部隊の兵士も工兵もパニックにはならず、作戦を続けた。

夕方、私が定位置に戻ると、皆はパニックではなく穏やかな表情をしていました。その夜、私はトンネルの中で眠ってしまい、朝が来ました。

囲まれた

2011年2月18日、目が覚めてトンネルの外に海が広がっているのを見て衝撃を受けました。いつもならそこまでパニックにならないのですが、今回は本当に怖かったです。海は敵軍艦でいっぱいで、完全に包囲されていました。

恐怖が抑えきれずに私を襲いました。生まれてからこんなにたくさんの軍艦を見たこともないし、聞いたこともありません。ほとんどの軍艦が停泊しています。ベースキャンプから聞いたところによると、アメリカの軍艦はもうほとんどいないということです。戦争報告書には、アメリカはすべての爆弾を廃棄し、セメント爆弾しか投下できないと書かれていました。しかし、今は軍艦はいないようです。

今私たちの前に巨大な艦隊がいるではありませんか？戦艦の 40 センチ砲のうち 6 門が硫黄島に向けられ、艦隊のすべての砲が硫黄島に向けられました。しかし誰も発砲しなかった。とても魔法のような光景。皆さんに状況を報告しました。

（訳者注：ベースキャンプ発表は本当に有害でした。上層部から東条まで全員が騙されたと言われており、日本自身の戦略展開も何度か罠にはめられました。最も強力な戦争欺瞞と言えます）歴史上。）

挑戦の準備をする

私たちの技術者たちは現在、すべての武器、弾薬、食料、水を地下トンネルに移動させています。敵はまだ発砲せず、飛行機は離陸しませんでした。まるで嵐の前の静けさのような、奇妙な感覚がありました。

わが方も一発も発砲せず、完全に沈黙した。ちょうど間に合ったので、私たちは地上に残っているすべてのものをすぐに地下トンネルに移しました。

硫黄島の総司令官栗林忠道中将は全軍に「将兵諸君が長い間待ち望んでいた敵がやってくる。太平洋の防波堤となって戦わなければならない」と号令した。たとえゲリラと戦っていても、あなたは戦わなければなりません。」敵は最後まで戦います！ 』

「最後の一兵まで戦う」「最後の一兵も命をかけてゲリラ戦に臨む」という言葉を聞いて、栗林中将はすでにその命令を出す決意を固めていたようだった。心の中では理解しています。彼は自分も2万人以上の部下とともに死ぬだろうと見積もっていた。

（日記前半終わり）