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日本の防衛省は９月２３日、ロシア軍機が同日３回日本の領空に進入し、日本の戦闘機がロシア軍機に向けて熱爆弾を発射したと発表した。日本政府はロシアに抗議したが、ロシアはまだ応じていない。

防衛省によると、現地時間の２３日午後１３時から午後１６時まで、北海道礼文島近海でロシアの対潜機イリューシン３８が３回にわたって日本の領空を侵犯した。

△航空自衛隊からの写真

日本の木原実防衛大臣は、ロシアが3度目の領空侵入をした際、航空自衛隊がf-15とf-35戦闘機を緊急派遣し、まず無線で警報を発し、その後熱爆弾を発射したと述べた。日本側によると、領空侵犯に応じて日本の戦闘機が熱爆弾を発射したのは初めて。日本側は、熱爆弾の発射は警告であり、射撃ではないと主張した。

日本の林正足官房長官は２３日、首相官邸で記者会見し、日本政府は今回の事件を「極めて遺憾」とし、外交ルートを通じてロシアに抗議するとともに、同様の事件が二度と起こらないよう要請したと述べた。同氏はまた、日本政府はこの問題に関して官邸危機管理センターに特別情報連絡室を設置したと述べた。ロシアの意図や目的についての質問に対し、同氏は回答を拒否した。

現時点でロシアはこの件に応じていない。