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コレラワクチン不足:WHOが増産を要請

2024-08-16

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新華社北京8月16日(新華社通信)世界保健機関は15日、世界的にコレラワクチンが深刻に不足していることを踏まえ、ワクチン生産を拡大する必要があると呼び掛けた。

WHOのテドロス事務局長はソーシャルメディアプラットフォームでこう語った。

1月18日、ザンビアの首都ルサカにあるナショナル・ヒーローズ・スタジアムにある臨時コレラ治療センターでは、医療スタッフが病棟で患者の世話をしていた。写真提供:新華社記者彭立軍

テドロス氏は、2023年1月から現在までに18の国と地域におけるコレラワクチンの需要は1億500万回分に達しているが、この期間の世界のコレラワクチン生産量はわずか5500万回分にとどまると述べた。

WHOは、現在の感染者数の増加とワクチン不足により、世界的なコレラのリスクは「非常に高い」と警告している。テドロス氏は各国に対し、流行のさらなる拡大を防ぐため、コレラワクチンの生産をさらに拡大し、水、衛生設備、緊急事態への備えへの投資を増やすよう求めた。

1月18日、ザンビアの首都ルサカにあるナショナル・ヒーローズ・スタジアムにある臨時コレラ治療センターの入り口で医療従事者が消毒剤を噴霧した。写真提供:新華社記者彭立軍

国連によると、数十年にわたる努力の結果、コレラ感染者数は10年間着実に減少していたが、2021年には世界的に再び増加し始めた。 WHOのデータによると、今年7月28日現在、世界26の国と地域で30万7,433人のコレラ感染者と2,326人の死亡者が報告されている。

コレラはコレラ菌によって引き起こされる急性腸感染症で、主に不潔な水源や食物を介して感染し、患者は嘔吐、下痢、脱水症状、高熱などの症状に悩まされ、治療が遅れると死に至る場合もあります。 (胡皓東)