カナダのレーダー基地がシロクマに襲撃される
2024-08-15
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英国放送協会（BBC）の14日の報道によると、カナダ北部ヌナブト準州の北極レーダー基地で8日、ホッキョクグマが人を襲い死亡した。報道によると、2頭のホッキョクグマがレーダー基地に侵入し、現場作業員を襲い死亡した。死亡した男性はカナダ政府に代わってレーダー基地を運営する会社に勤務しており、同社は声明で、襲撃発生時、現場にいた他の従業員がシロクマに反撃し、そのうちの１頭を殺害したと述べた。地方自治体と同社は共同で事件を調査している。現在、カナダには約17,000頭のホッキョクグマが生息しており、世界のホッキョクグマ総数の約3分の2を占めています。気候温暖化により北極の氷が溶けて後退するにつれて、ホッキョクグマの狩猟と繁殖地は縮小し続け、その結果、ホッキョクグマの数は減少し続けています。ホッキョクグマが人間を襲うことは非常にまれですが、2023年以降、ホッキョクグマが人に重傷を負わせる死亡事故が少なくとも2件記録されています。このカナダのレーダー基地での最近の事件に加えて、昨年アラスカの人里離れた村でもホッキョクグマの襲撃が発生し、女性とその1歳の赤ちゃんが悲劇的に死亡した。アメリカ野生生物学会誌に掲載された2017年の研究報告では、「栄養不足」または「体調不良」のホッキョクグマは人間を襲う可能性が高いと述べられている。同報告書がまとめた関連データによると、1870年から2014年の間に、米国、カナダ、ロシア、ノルウェー、デンマークなどの北極諸国で73件のホッキョクグマの襲撃が記録され、合計20人が死亡した。 (ジェン・シャン)▲
