環境保護のため、87歳の日本人男性が5年間で10万本の吸い殻を拾った
2024-08-15
한어Русский языкEnglishFrançaisIndonesianSanskrit日本語DeutschPortuguêsΕλληνικάespañolItalianoSuomalainenLatina
【環球時報総合報道】14日の日本の『毎日新聞』の報道によると、かつては「高齢喫煙者」だった87歳の日本人男性渡辺文学氏は、20年以上にわたり独自の「日々の教訓」を主張してきたとのこと。 5年目:自宅玄関付近で歩きながらタバコの吸い殻を拾う。今年7月7日の時点で、彼は10万本の吸い殻を拾った。 「嫌煙の権利」運動の推進者であり、「禁煙日報」の編集者でもある渡辺氏は、「タバコの吸い殻のポイ捨てが環境を破壊していることを皆さんに知ってもらいたい」と語った。
渡辺さんは若い頃、公害防止や環境保護に関する社会活動に携わっていたが、1日60本のタバコを吸うヘビースモーカーでもあった。 39 歳のとき、喫煙と公害や環境問題を解決するための社会活動への参加を同時に行うことはできないと悟り、禁煙を決意しました。それ以来、彼は喫煙の危険性について社会の注意を喚起してきました。渡辺さんは散歩中に道端に大量の吸い殻が落ちていたため、2019年1月からクリップとビニール袋を持って毎朝、自宅近くの京王線足鹿公園駅周辺を30分ほど歩き、記録した。途中で拾ったタバコの吸い殻の数は1日平均約58本。同じ銘柄の吸い殻が決まった場所に繰り返し出現する「常習犯」の存在に気づいた。その後、電子タバコの吸い殻も仲間入りしました。渡辺さんは普通のゴミも拾うが、一番困るのは吸い殻が数本入った缶で、缶を逆さまにして振っても吸い殻が出てこないのでペンチで開けて取るしかない。彼らは出て行った。
1978年、渡辺は「喫煙の権利」運動の事務局で働き始めた。 「嫌煙権」とは、「他人が喫煙するときに発生する煙を吸わない権利」のことです。当時は電車でも飛行機でも病院でも日本中どこでも喫煙が許されていました。
渡辺氏らは1980年、禁煙車の増設と受動喫煙被害者への補償を求め、当時の国鉄(現JR東日本)を相手取って日本初の禁煙権訴訟を起こした。これは非喫煙者の受動喫煙被害防止を目的とした日本初の訴訟でもある。原告は敗訴したが、この事件はその後の日本の交通機関における禁煙への道を切り開いた。
2年後、国鉄の特急列車のほとんどに禁煙車両が導入された。 1988年、日本のタクシー運転手は「禁煙タクシー」キャンペーンを開始し、車両に「禁煙タクシー」と掲示したタクシー運転手は、乗客の車内での喫煙を拒否する権利を有する。日本では2020年4月に改正「健康増進法」が全面施行され、屋内全面禁煙となり、さらに禁煙範囲が拡大された。
日本では喫煙率が下がり、受動喫煙の害も減りつつありますが、残る問題はポイ捨てです。渡辺氏は毎朝の吸い殻拾いを機に、タバコ会社が吸い殻を買い取るシステムを提案した。コンビニが「吸い殻1本1円」でリサイクルすれば、吸い殻のポイ捨ては一気に減るはずだという。
世界保健機関(WHO)による2022年の分析では、タバコには有害な化学物質が含まれており、廃棄されると環境に漏れ出すと述べられています。毎年4兆5000億個のタバコフィルターが廃棄され、海や川、土壌を汚染しており、吸い殻の処理には莫大な税金もかかる。
多くの国の国民はタバコ会社に対し、タバコ廃棄物のリサイクルに責任を持つよう求め始めており、例えばスペインは2023年にタバコ会社に吸い殻の洗浄費用を負担させる法令を公布した。日本たばこ産業(JT)では、地域のイベントなどでボランティアの吸い殻清掃活動を実施しており、公式ホームページで吸い殻のポイ捨て防止を呼びかけている。
渡辺さんは「吸い殻を勝手に捨てることが環境を汚染するということを皆さんに知ってほしい。皆さんの吸い殻捨て習慣を減らすために、今後も吸い殻拾いを続けていきたい」と話した。