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現地時間９日、ブラジル南東部のサンパウロ州ベネドでブラジルのボパス航空の旅客機が墜落した。乗客57名、乗員4名が乗っており、全員が死亡した。航空会社が公表した犠牲者のリストから判断すると、中国人乗客は見つからなかった。

目撃者が撮影したビデオには、旅客機が空中で回転して急降下し、住宅街付近で濃い煙が立ち上り、広範囲が火災に包まれている様子が映っていた。

ブラジルのボパス航空は、墜落した旅客機は68人乗りのATR-72ターボプロップ機で、カスカベル－グアルーリョス線を飛行していたと認めた。

現在、墜落した旅客機のブラックボックスは発見されており、事故原因は引き続き調査中である。

ブラジル空軍の関係部門の報告によると、飛行は現地時間9日13時20分まで通常通りの状態だった。しかし、旅客機は13時21分以降、サンパウロタワーからの呼びかけに応答せず、非常事態宣言や悪天候の発生も報告しなかった。レーダー記録によると、現地時間13時22分、同機の飛行高度は当初の約5,000メートルから約1,250メートルに低下した。

航空機は正常な状態にあり、乗組員は有効なパイロット免許を保有している

ブラジル民間航空局は、この便を運航していた航空機は通常の運航状態にあり、有効な登録証明書と耐空証明書を保持しており、乗務員も有効なパイロット免許を保持していたと述べた。