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米国家安全保障会議の戦略コミュニケーション調整官ジョン・カービー氏は22日、イスラエルによるレバノンでのヒズボラとの軍事衝突の激化はイスラエルの利益にならないとし、米国は依然として外交ルートを通じて紛争の鎮圧に尽力していると述べた。

カービー氏は同日、ａｂｃニュース番組のインタビューで、イスラエルのネタニヤフ首相はイスラエルがレバノンのヒズボラに対してどのような軍事行動を取るのかを対外的に説明すべきだと述べ、米国は現在の軍事紛争の激化は状況に合わないと考えていると述べた。米国はイスラエルの最善の利益のためにこの見解を直接表明している。

カービー氏は、北イスラエル住民の故郷への帰還を実現し、地域のイスラエル人の安全を確保するという問題に関して、米国は戦争と紛争激化よりも良い方法があると信じていると述べ、「（努力は） ）外交的解決のための時間と空間はまだ存在する。」

最近のレバノン通信機器の爆発がレバノン民間人に対するイスラエルの無差別攻撃であることを米国が懸念しているかとの質問に対し、カービー氏は関連事件の詳細についてコメントを拒否した。

レバノンでは今月１７、１８日、通信機器の爆発が相次ぎ、計３７人が死亡、３０００人近くが負傷した。レバノンはイスラエルが爆撃を計画したと非難したが、イスラエルは公的に反応していない。イスラエルは２０日、レバノンの首都ベイルートの南郊外にミサイルによる「標的攻撃」を開始し、レバノンのヒズボラ軍幹部少なくとも２人を含む３７人が死亡した。イスラエル軍は２１日、レバノン南部に再び大規模攻撃を開始した。レバノンのヒズボラは２２日、イスラエル北部のラマト・ダビデ空軍基地と空港に２発のミサイル攻撃を開始した。