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【環球時報総合報道】ロシアのタス通信は19日、ロシアで最も裕福な女性で電子商取引大手ワイルドベリーの創設者であるタチアナ・バカルチュクさん（写真）のモスクワ中心部にある同社本社で銃撃戦が発生したと報じた。現在、2人の死亡と7人の負傷が確認されている。

ロシアの新聞ネットは、タチアナさんが、別居中の夫ウラジスラフと武装集団が同社本社ビルを占拠しようとしたと語った、と報じた。しかし、彼自身は上記の告発に反対し、会社の現経営陣と交渉するために来たと述べた。

報道によると、警察は当初、20～30人の男が会社の入り口のガラスを割り、発砲したと判断した。銃撃後、警察は30人近くを逮捕し、捜査のため関係部署に連行した。ロシア捜査委員会は、ロシア刑法の5条に基づき、この事件について刑事告訴を開始した。ウラジスラフは殺人、警察官殺人未遂、無謀な行為の2件で起訴された。

今年6月、タチアナ氏はワイルドベリー社が他の企業と協力して新しいデジタル取引プラットフォームを構築すると発表したが、ワイルドベリー社の株式の1％を所有するウラジスラフ氏は反対を表明した。 7月末、タチアナさんは夫との離婚を求めて訴訟を起こした。 （張暁東）