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ロシア・ベルゴロド州のグラドコフ知事は１４日、同州に非常事態を宣言した。

グラドコフ氏は同日、ソーシャルメディアに公開されたビデオ演説で、ベルゴロド州の現状は極めて緊迫かつ複雑で、ウクライナ軍は毎日砲撃を行っており、家屋に被害や民間人の死傷者が出ていると述べた。このため、ベルゴロド州は住民の保護を強化し、被害者に追加支援を提供することを目的として、14日から地域全域に地域非常事態を発令することを決定した。

グラドコフ氏は、ベルゴロド州政府はロシア政府の関連委員会に対し、同州の現在の地域非常事態を連邦レベルの非常事態に引き上げるよう要請すると述べた。

ロシア・ウクライナ紛争の勃発以来、ウクライナと国境を接するベルゴロド地域はウクライナ軍の砲撃や無人機攻撃による継続的な空襲を受けており、人的・財産的損失が発生している。 6日以降、ウクライナ軍がオクルスク州を襲撃し、ベルゴロド州の国境地帯の状況はさらに悪化している。ロシア国家テロ対策委員会は９日、同日からクルスク、ベルゴロド、ブリャンスク地域で対テロ行動体制を導入すると発表した。 １２日の時点でベルゴロド州の住民約１万１０００人が避難している。