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米メディア:メキシコの麻薬王が罠にはまったのは、すべて内部抗争のせいだろうか?

2024-07-28

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新華社通信、北京、7月28日(新華社)-米国が数十年にわたり指名手配していたメキシコの麻薬王イスマエル・ザンバダ・ガルシア氏(70)が7月25日にテキサス州で逮捕され、両国の大統領に警戒感を与えた。 。アメリカのメディアは26日、サンバダ氏が自発的に降伏するために米国に渡ったのではなく、「同胞の一人」が仕組んだ罠にはまり、だまされて飛行機に搭乗させられ、着陸時に逮捕されたとのニュースを報じた。

サンバダとホアキン「エル・チャポ」・グスマンは、1980年代後半に共同でメキシコ・シナロア麻薬カルテルを設立した。サンバダさんとグスマンさんの息子ロペスさんは25日、メキシコとテキサス州の国境にある都市エルパソで逮捕された。

2019年8月4日、米国テキサス州西部のエルパソで、警察官が銃撃現場近くで警備にあたっていた。写真提供:新華社記者劉立偉

76歳のサンバダさんはとらえどころがなく、過去に一度も捕まったことがないと考えられている。米国国務省は彼の捕獲に1500万ドルの懸賞金を掛けた。 AP通信によると、サンバダ被告は26日、車椅子で出廷し、麻薬密売、資金洗浄、殺人計画など検察が提起した容疑をすべて否認し、無罪答弁を求めた。

複数の米メディアは、サンバダ容疑者が25日に専用機でエルパソに到着し、飛行機から降りるとすぐに空港を警備していた米法執行機関に逮捕されたと報じた。関係者によると、サンバダ容疑者は旅行の目的地がエルパソであることを知らず、メキシコ北部行きだと思っていたとのことで、一緒に逮捕され、だまされて飛行機に乗せられたのはロペス容疑者だったという。

報道によると、グスマン氏が逮捕された後も、彼の4人の息子と昔のパートナーであるサンバダ氏が指導者を巡って争いを続け、対立は激化した。ロペスはついに自らの功績を償うため、そして刑を軽くする代わりにアメリカへ降伏することを決意し、サンバダを騙して一緒にアメリカに来るようにした。

2016年1月8日夜、メキシコの首都メキシコシティで、兵士らがメキシコ最大の麻薬王ホアキン・グスマン・ロエラを護衛した。新華社発行(写真提供:アレハンドロ・アヤラ)

ジョセフ・バイデン米国大統領は、主要な麻薬密売人2人の逮捕を歓迎し、米国は麻薬密売人の追及を続けると述べた。メキシコのロペスオブラドール大統領は、メキシコは逮捕には関与しておらず、米国からの詳細を待っていると述べた。麻薬カルテルの本拠地シナロア州の混乱を防ぐため、メキシコ軍は同州に200人の特殊部隊を派遣した。

シナロア麻薬カルテルは世界最大の麻薬犯罪組織の一つであり、メキシコ最大の犯罪組織であると考えられている。グループの元リーダーであるグスマン氏は3回逮捕され、2回脱獄し、2017年に裁判のため米国に引き渡された。2018年には麻薬密売、殺人、マネーロンダリングなど10件の罪で有罪判決を受けた。 2019年に終身刑と126億米ドルの罰金を言い渡され、現在は米国の最高警備刑務所で服役している。 (王紅斌)