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日本と中央アジア、初の首脳会談開催へ 専門家「日本が外交的影響力を発揮できても、すぐに成果を上げるのは難しい」

2024-08-07

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【環球時報特別特派員王輝・環球時報記者徐格岳】日本の岸田文雄首相は8月9日から11日まで、日本企業代表約50名を率いてカザフスタンとウズベキスタンを訪問し、カザフスタンでの首脳会議に出席する。そして中央アジアの5か国。日本のフジニュースネットワークは、これは日本と中央アジア5カ国が2004年に対話メカニズムを設立して以来、初めて開催される首脳会談であると伝えた。ここ数日、日本のメディアがこのサミットの関連内容を公開した。
6日の『日本経済新聞』の報道によると、岸田文雄氏は中央アジア訪問中に「脱炭素化」やデジタル化などの分野での協力を含む200以上のビジネス協力内容を発表する予定だという。日本の住友商事は大規模な風力・太陽光発電プロジェクトへの参加を検討しており、日本電気(NEC)などもデータセンター事業への参入を計画している。日本政府はまた、貿易・投資リスクを軽減し、日本企業による中央アジアでの新規プロジェクト立ち上げを支援するため、日本貿易保険株式会社(NEXI)に3000億円の新たな保証メカニズムを創設する。
5日のフジニュースネットワークの報道によると、岸田首相はサミット期間中に中央アジア5カ国の首脳とも会談し、協力を深める意向を表明した。日本と中央アジア5カ国の首脳会談の共同声明では、両国が「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化におけるパートナー」であることを強調し、以下の内容を明記する。 「核兵器のない世界」の発展に協力する。 4日の日本の『読売新聞』報道によると、日本と中央アジア5カ国との首脳会談の共同声明草案には、ロシアのウクライナ「侵略」を考慮し、両国が「原則を遵守することを約束する」ことも示されている。主権と領土一体性の尊重を含む国連憲章の遵守、武力による威嚇や武力行使は禁止されている。」 読売新聞は、中国とロシアが中央アジアへの参加を強める中、日本は中国への懸念から中央アジアでの存在感を確保していると分析した。
黒竜江省社会科学院東北アジア研究所の研究員、大志剛氏は6日、環球時報記者とのインタビューで、中央アジア5カ国はロシアと緊密な関係にあると考えられており、戦略的でもあると述べた。中国による「一帯一路」構想の共同建設への結節点 日本ができるなら 中央アジア5カ国に外交的影響力を示すことは、くさびを打つことに等しい。大志剛氏は、日本が東南アジアを含む世界の多くの地域と協力する際、常に経済的側面から突破口を開き、経済を利用して地政学や安全保障の領域に徐々に浸透していくパターンをとってきたと述べた。しかし、中央アジア諸国は、経済貿易協力の観点から、中央アジア5カ国間の物流チャネルとインフラの構築における長年にわたる中国の成果、および5カ国のレベルと依存度を考慮して、バランスのとれた外交も行うだろう。中国の経済貿易協力をめぐる中央アジア諸国、これは日本がくさびを打ち込んでもすぐに成果を上げるのは難しいことを意味する。
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